シングルプレイで遊んでいたワールドをマルチプレイでも使いたい!という方に、PCのワールドデータをそっくりそのままマルチサーバーに移行する方法を解説していきます!
※今回は、ゲーム(特にマイクラ)に特化したレンタルサーバー「ConoHa for GAME」での移行方法になります。
※イメージテンプレートは「MinecraftForge」になります。
ConoHa for GAMEについて知りたい方はこちら👇の記事をご覧ください。
ConoHa for GAMEでマイクラMODサーバーを立てる方法についてはこちら👇の記事をご覧下さい。
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Java版のワールドデータの保存場所
初めにワールドデータがどこに保存されているのか確認しておきます。
通常であれば、Java版のワールドデータの場所は【ローカルディスクC>ユーザー>ユーザー名>AppData>Rominng>.minecraft>saves】の中にあります。
この場合のファイル名は、マイクラでワールドを新規作成した時に設定したワールド名になっています。(後で説明しますが、サーバーにアップロードする際はワールド名を「world」に固定する必要があります)
「自分のパソコンにはAppdataっていうのが無いよ!」
って方は、以下の方法で表示させることが出来ます。
エクスプローラーを開き、画面上部の①「表示」をクリックするとプルダウンメニューが出るので一番下の②「表示」を選択。すると③「隠しファイル」という項目が出てくるので、チェックを入れて有効にします。
すると画像の矢印の部分に「AppData」というフォルダーが表示されるようになります!
また、タスクバーの検索欄へ「%appdata%」と入力することでファイルフォルダーが表示され、アクセスできるようにもなります。どちらでもやりやすい方法でアクセスして下さい。
Forgeを導入してプレイしている場合は、デスクトップにForge専用のフォルダーを作っている方もいるかと思います。(当サイトでもForgeでプレイする時はこの方法を推奨しています)
その場合は、Forge専用フォルダーの中の「saves」からワールドデータにアクセス出来ます。
WinSCPを導入する
オンラインサーバーへファイルをアップロードするには、「Win SCP」や「Filezilla」などのFTPソフトが必要になります。
FTPソフトは「自分のPCからサーバーへファイルをアップロードまたはサーバーからダウンロード」する際にファイルをドラッグ&ドロップするだけで、簡単にデータを移行出来るとても便利なフリーソフトです。
今回はWinSCPを使ったやり方で解説していきます。早速こちら👇から入手しましょう!
サイトにアクセスしたら、「DOWNLOAD WINSCP 5.21.8」をクリックしてデスクトップへダウンロードします。
ダウンロードした「WinSCP-Setup.exe」をダブルクリックしてセットアップウィザードを開始します。
インストールモードは「すべてのユーザー用にインストール」を選択。
使用許諾契約書を読んで「許諾」をクリック。
セットアップ形式は、「標準的なインストール」を選択して次へ。
インターフェイススタイルを「コマンダー」か「エクスプローラー」のどちらかを選択します。
後からでも変更出来るので、どちらが良いか分からない場合はエクスプローラーでOKです。
問題なければ「インストール」をクリック。
「完了」をクリックしてセットアップを終了します。
これでWinSCPのインストールは完了です!
MineCraft管理にログインする
ConoHa for GAMEへログインし、サーバーリストからマルチプレイ用に作成したワールド名(ネームタグ)をダブルクリックします。
サーバーの管理画面に移行したら、「Minecraft管理」をダブルクリックして下さい。
Minecraft管理にログインするには、毎回【ユーザー名】【パスワード】を入力する必要があります。
- ユーザー名:root
- パスワード:サーバー作成時に設定したrootパスワード
Minecraftサーバーの設定をする
ログインしたら、サーバーの設定を行います。
ここでは「Minecraftサーバー」を一旦停止にしておきます。
起動中にサーバーのデータを弄るとワールドデータに不具合が起こる可能性もあるので、念のためですね!
次に「SSHサーバー」を起動にします。(起動にしてない場合)
SSHサーバーを起動させるとWinSCPに接続出来るようになります。
上の画像のようになっていればOKです!
WinSCPにログインする
それではWinSCPを使ってワールドデータをアップロードしていきましょう!
WinSCPを起動するとログイン画面が表示されます。ここでは「ホスト名」「ユーザー名」「パスワード」を入力します。(初回のみ)
以下のように入力して下さい。
- ホスト名:サーバーのIPアドレス
- ユーザー名:root
- パスワード:サーバー作成時に設定したrootパスワード
上記以外はそのままの状態でOKなので、入力が完了したら「ログイン」をクリックします。
初回起動時のみ、下記のような警告が表示されますが「はい」をクリックでOKです。
ワールドデータをサーバーへアップロードする
正常に起動すればこのような画面になっているかと思います。
画面左側が自分のPCのフォルダー、右側がサーバー側のフォルダーになります。(この画面の表示内容は人によって違うかもしれません)
やり方としては、「自分のPC側のフォルダー」から「サーバー側のフォルダー」へワールドデータをドラッグ&ドロップしてやればOKです!
まずは、PC側のフォルダーを表示させましょう。
PC側のフォルダーの画像赤枠の▼部分をクリックして、マイクラのワールドデータが保存してある場所を指定します。
最終的にはワールドデータの場所にたどり着ければ良いです。
次にサーバー側のフォルダーです。PC側と同じように▼をクリックして<ルート>を選択。
フォルダーがズラリと並んだ画面になるので、この中の「opt」を開きます。
すると「minecraft_forge_server」というフォルダーが出てきます。
「minecraft_forge_server」の中には様々なデータが入っていて、ここへアップロードしたいワールドデータをドラッグ&ドロップして持ってくればOKです。
ただし、サーバーへアップロードする際にはフォルダ名を「world」に固定する必要があります。
ここで注意したいのが、サーバー側にはすでに「world」というフォルダが存在することです。
上書きしても問題ないと思いますが、すでに入っているデータ名を「world〇〇」などに変更してからアップロードした方が間違いがなく安全に移行できます。
結果、ワールドデータが2種類存在してますが、実際にゲームで読み込まれるのは「world」の方になります。元々のワールドデータは必要なければ削除してしまっても構いません。
プロパティの設定
最後に、「world」のプロパティの設定です。
「world」フォルダーを右クリックして、メニューから「プロパティ」を選択します。
worldのプロパティの【所有者】と【グループ】をそれぞれ minecraft[1000]に変更します。(デフォルトではroot[0]になっています)
それから【所有者・グループ・パーミッション】にチェックを入れ、最後に【OK】をクリック。
これですべての設定が完了しました!
Minecraftサーバーを起動する
Minecraft管理画面に戻って、Minecraftサーバーを起動にしましょう。
一方、SSHサーバーはゲーム中は使用しないため、必要時以外は停止にしておくことが推奨されています。
サーバーを再起動する
コントロールパネル画面に戻って、サーバーを再起動して下さい。
Minecraftを起動する
Maincraftを起動し、タイトル画面でマルチプレイを選択。
「サーバーを追加」を選択。
サーバー情報の編集画面で【サーバー名】【サーバーアドレス】を入力して「完了」します。
- サーバー名:マイクラサーバーを作成した時のネームタグ。
- サーバーアドレス:サーバーのIPアドレス。(ConoHa for GAMEのコントロールパネルで確認出来ます)
起動中のサーバーが表示されるので、サーバーを選択し「サーバーに接続」をクリックしましょう。
右端のアンテナがグリーン色になっていれば接続出来ていますが、✖が付いていたり「サーバーに接続できません」というメッセージが出ている場合は何らかの原因が考えられます。
ワールドデータをサーバーへアップロードするから再度やり直してみて下さい。
持ち物や経験値などもそのままですね!
まとめ
いかがでしたか?
少し手間が掛かりますが、今回紹介した方法を応用すればサーバー代を節約することも可能なので、上手に利用してマルチプレイを思う存分楽しみましょう!