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ノートパソコンのHDDをSSDに交換する方法。クローンの作成から換装までを解説!

最近のPCのハードディスクはSSD搭載がほとんどかと思いますが、数年前の機種だとまだHDDを搭載しているPCも多いかと思います。

我が家のサブ機であるノートPCは富士通の「LIFEBOOK AH53/B2」(2017/07月製)ですが、HDD搭載のせいか起動や動作がメチャメチャ遅いんです!

今現在のPCの状態をタスクマネージャーで見てみると・・・

PCを起動したまでは良かったものの、Googleなどのブラウザを開くと一気に使用率が100%まで上昇し、ファンの音も相当うるさい状態です。

かといって買い替えるのももったいないし何とかしたい!

と、考えまして。

やってみましたよ、HDDからSSDに交換を。

初めての作業でしたが、結果は・・・

こいつはスゲ~!メッチャメチャ快適になりました!(*´▽`*)

まるで別物のヨーダ!もっと早くやればよかった・・・。

この感動をぜひ同じ悩みを持つ同志たちにも伝えたいっ!

というわけで、今回はノートパソコンのHDDをSSDに換装する手順を解説していきます!

また、クローンソフトを使ってデータを移行する方法も解説しますので最後までごゆっくりお付き合い下さい!

クローンとは?

OSも含めたPCのシステム情報や保存した様々なデータなどをそっくりそのまま別のディスクに複写することです。

換装した後は、依然と全く同じ状態で始められるので、OSやソフトなどを再インストールしたり設定をやり直す必要もありません。

※クローンの作成には「クローンソフト」が必要になります。

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準備するもの

プラスドライバー

今回使用したドライバーのサイズは1番でしたが、精密ドライバーが必要な場合もあります。いずれにせよ、ネジ穴にあったものを選びましょう。

あと、先端がマグネット式になっているタイプだとネジを付けたり外したりする時に落とす心配がないのでおススメ。

SSD

今回はノートPCのHDDを交換するので、2.5インチSSD「Crucial MX500 1TB」を用意。

Crucialはアメリカ合衆国の半導体メーカーが展開するメモリー製品の大手ブランドです。Amazonでの評判も良く、1年ほど前にメインPCのSSDを増設した時もCrucialにしましたが、現在でも問題なく稼働しています。

また、Crucial製のSSDを購入すると無料のクローンソフトを使用できるようになります。(これが結構ありがたい!)

価格は1TBでだいたい1万円弱くらいのものを選べば間違いないでしょう。(格安のものはあまりおススメできません!)

USB変換アダプタ

SSDとPCを繋ぐためのケーブル。HDDからSSDへデータをコピーする際に必要になります。Amazonなどで1,000円くらいから販売されているので、SSDと一緒に購入しておきましょう。

クローンソフト

HDDからSSDへ換装する際、クローンの作成に必要なソフトです。

クローンソフトは無償で提供されているものから有償なものまであります。ただ、以前は無料で使えたけど最近は有料になってしまったものもあるので、「どれを選んで良いか分からない」「探すのが面倒」「無料で使いたい」って方も多いかと思います。

そんな方には、SSDを購入するとクローンソフトが無料で使えるブランドがおススメです!Crucialもその一つで、その他にも「Western Digital」や「SanDisk」などがあります。

交換する時に注意すること

換装するSSDは元のHDDよりも容量が大きなものを選ぶ

新しく交換するSSDは、元のHDDよりも容量が大きいものか、同じ容量のSSDを用意する必要があります。

例えば、お使いのPCの容量が500GBなら500GBか1TBなどが良いでしょう。元のHDDよりも容量が小さいとクローンが出来ないので注意して下さい!

ちなみに今回交換するPCのHDDの容量は1TBだったので、同じ容量の1TBのSSDを購入しました。

作業前にケーブル類、バッテリーなどは外しておこう

交換作業を行う前に電源やケーブル類、バッテリーなどは外しておきましょう。

また、パソコンには精密機器がたくさん使われています。静電気対策のため、金属部分に触れるなどしてから作業に入りましょう。

クローンを作成する

SSDと変換アダプタを接続する

クローンを作成する前に、SSDとUSB変換アダプタを接続します。接続には向きがあるので間違えないようにして下さい。(パッと見で分かるので大丈夫かと思いますが)

SSDとアダプタを接続したら、PCのUSBポートに接続しましょう。

クローンソフトをインストールする

先程も書きましたが、CrucialのSSDを購入すると「Acronis True Image for Crucial」というクローンソフトを無料でインストール出来るようになります。(またはPCにCrucial製品が接続されていればOK)

Acronis True Image for Crucialはこちら👇のボタンからダウンロードサイトへアクセス出来ます。

Acronis True Image for Crucial Download

サイトにアクセスしたら、「ダウンロード」をクリックしてデスクトップに保存して下さい。

「Acronis TrueImage Micron_39450」というインストーラーをダブルクリックしてインストールを開始しましょう。

「インストール」をクリック。

インストールが完了したら「アプリケーションを開始」をクリック。

使用許諾契約を一読して、「同意する」にチェックを入れたら「OK」をクリックして下さい。

次にインフォメーションの画面が出てきますが、右上の✖をクリックして閉じましょう。

クローンの作成

メニュー画面が出たら左端の項目から「ツール」を選択します。(□が4つ並んだマーク)

その後「ディスクのクローン作成」をクリックして下さい。(ちなみにディスクの初期化は行っていません)

クローン作成ウィザードが開始されます。クローン作成モードは「自動」を選択して次へ。(手動でも問題ありません)

ソースディスクを選択します。ソースディスクとは今現在PCに入っている(クローンの元になる)ディスクを指します。複数のHDDが入っていなければここに表示される「ディスク1」を選択すればOKです。次へ進みましょう。

続いてターゲットディスクを選択します。ターゲットディスクは、新たにクローンを作成する(クローン先となる)でディスクを指します。

USBで接続したSSDが認識されていれば自動で「ディスク2」として表示されます。下の方には容量が表示され、SSD内には今現在何も入ってないことが分かります。

モデル名やインターフェース(接続先)を確認して、間違いが無ければ次へ。

クローンの作成方法では、一番上の「このコンピューターのディスクを交換するには」にチェックを入れ、次へ。

最後に適用前のディスクと適用後のディスクの状態が表示されるので、内容に間違いが無ければ「実行」をクリックしましょう。

クローンの作成が開始されます。場合によってはかなり時間が掛かるので気長に待ちましょう。

正常にクローンの作成が完了すると、この後「ディスクのクローンが正常に作成されました」と表示されるのですが、途中で失敗することもあるみたいです。

実際、ぼくも2回ほど失敗しました・・・💦

何度かやり直しているうちに、このような👇表示が。

よく見るとターゲットディスクに何か入っているようで、元のHDDと全く同じ空き容量になっています。

実は、クローン作成にあまりにも時間が掛かるので寝る前にクローンの作成を実行し、翌朝見てみたのでちゃんと出来ていたか定かではなかったんですが・・・(-_-;)

「これはもしや、もうコピーが完了しているんでは???」

ということでクローンの作成を一旦やめ、SSDを交換してみることにしました。

結果としては、無事クローンが出来ていました!(ちょっとスッキリしませんが😢)

なぜクローンに失敗したのかは詳しくないので分かりませんが、僕と同じように失敗してしまう場合は、「Acronis true image 失敗」などで検索してみるといろんな情報が見つかると思うので調べてみて下さい!

HDDとSSDを交換する

ここからはHDDとSSDを交換していきます。PCによってHDDの場所や外し方などが違うかもしれませんが、手順は同じなので参考にしてみて下さい♪

また、作業に入る前に、マウスや電源ケーブルなど、接続されているものは全て外しておきましょう!

バッテリーを外しておく

ノートPCをひっくり返します。上面をキズ付けたくない場合は、下に柔らかい布やタオルなどを敷いておきましょう。

裏面はネジで止まっていますが、今回はネジが蓋で見えないタイプみたいです。

手前のカバーを外したらネジが見えたのでカバーを外していきます。

このようにPCによってはどこに何があるか、非常に分かりやすい造りになっているものもあります。

HDDは画面左下の黒いフィルムの下にありますが、その前にバッテリーを外していきます。

ロックが掛かっているのでスライドを左にずらして解除します。手前に持ち上げるようにして引っ張り出すと外れました。

HDDを外す

HDDは2本のビス(赤丸部分)で固定されています。まずはここのビスを外します。

左側が爪で引っかかっているので、HDD本体を右側にスライドさせるように移動したら外れました。HDDとPCを繋いでいるSATAケーブルも抜きましょう。

HDDが外れたら、さらに赤丸部分の2か所と反対側の2か所の合計4箇所のビスを緩めて外枠を外します。

外枠も外れました!(取り外したHDDはもう必要ありません)

SSDを取り付ける

早速新しいSSDへ付け替えたら、HDDを取り外した時と逆の順次で取り付けていきます。

左側に2本の爪があるので、穴に差し込むようにして取り付けます。

SATAケーブルも差し込み、ビスで取り付けたら交換完了です!バッテリーも忘れずに取り付けましょう。

PCを起動して問題無いか確認する

PC裏面のカバーも付けて全て元通りにしたら、PCの電源を入れてみましょう。

ちゃんとクローンが作成されているかドキドキでしたが・・・

問題なく起動しました!

デスクトップのアプリの配置もそのまま、全く今までと変わりません。

ていうか、起動がメッチャ早っ!!(いや、今までが遅すぎたんだけど)

起動までの時間はちゃんと測っていませんが、感覚的には今まで2~3分かかっていたのが、ものの20~30秒に短縮された感じです!

タスクマネージャーでもディスクの使用率は大幅に下がっているのが確認できます。

まとめ

というわけで今回は、HDDからSSDへの換装のやり方を解説しました!

クローンの作成がちょっと手間取りますが、ディスクの交換自体はそれ程難しい作業ではありません。HDDからSSDへ交換するだけで、全く別物のPCになったような違いがありますし、すごく快適になりました!

パソコンの動作が遅く感じたら、買い替える前にハードディスクの交換をやってみて下さい。1万円弱でこの効果は絶大ですよ!

それではまたっ!